Go-to-Market セキュリティのリーダーである CHEQ が Ensighten を買収完了
CHEQ
|各種お知らせ | 2022年8月30日
2022年8月1日、Go-to-Market セキュリティの世界的リーダーの CHEQ AI Technology (本社:イスラエル、以下 CHEQ は、カリフォルニア州に拠点を置くサイバーセキュリティ企業 Ensighten, Inc(以下、Ensighten)を買収したことを発表しました。Ensighten は、数百の大手企業を顧客に持ち、個人情報流出の防止、顧客乗っ取り防止、不正なタグ経由でのデータ受け渡しを制御、データ流出防止(ADX)の分野で世界をリードしています。Ensighten の製品は、ボット、偽ユーザー、ボットトラフィック、詐欺、不正なデータ、その他の脅威から Go-to-Market 組織を保護するために設計された CHEQ 傘下の統合ソリューションに追加されます。CHEQ は Battery Ventures および Tiger Globalの投資先企業で、ニューヨーク、テルアビブ、東京、マイアミ、ロンドンに拠点を持ち、世界中で 14,000 社以上の顧客を有しています。
CHEQ の創業者兼 CEO であるガイ・ティトゥノビッチは、次のように述べています。「私たちの使命は、マーケティングや販売、Web サイト、E コマース、データなど、Go-to-Market オペレーションのあらゆる側面を保護することです。Ensighten の機能を追加することで、ボット、悪意のある人間の活動、詐欺、不正なデータ、プライバシーやコンプライアンス違反などから顧客を保護し、それらを網羅した、最高水準のサービスを提供することができます。」加えて、「Go-to-Market セキュリティを発売したとき、これが市場の標準になると確信していました。そして、今回の買収により、このカテゴリーを新たな領域へとリードし続けることができるのです。14,000社を超える顧客のネットワーク効果※1 と、毎週分析される25兆件の顧客エンゲージメントにより、我々は悪質なボット、詐欺師、サイバー犯罪者との戦いをリードする最高の態勢を整えました。」
企業の業績に影響を与えるボットや偽のトラフィック、詐欺に対する懸念は、この1年間でますます高まっています。PayPal は最近、450万件の偽の新規アカウントが開設されたことを認め、新規ユーザー獲得のために配布された5ドルまたは10ドルの残高を悪用しようとした可能性が高いとしました。さらに最近、イーロン・マスク氏は、ボットと偽アカウントを主な理由として、Twitter の買収提案を一時停止しました。また、CHEQ 独自のデータによると、前回のブラックフライデーでは、オンラインショッピング利用者の3分の1がボットであることが判りました。調査によると、ボットと偽のユーザーは、ビジネスに年間約 420 億ドルの収益機会の損失をもたらしています。マーケティングチームは偽ユーザーを引きつけるために貴重なリソースを浪費し、営業チームは不正なリードの育成に時間とお金を費やし、企業はボットトラフィックから収集した不正確なデータの分析に何百万ドルも注ぎ込んでいるのです。フェイクウェブは、組織全体の収益に大きな打撃を与えているのです。
これらの理由から、Go-to-Market セキュリティ は、高度なサイバーセキュリティツールと技術を使用して、フェイクウェブの脅威から GTM 施策を積極的に保護しようとしている組織によって急速に採用されています。
Ensighten のジェイソン・パテル氏は次のように付け加えています。「クライアントサイドの保護、データ流出防止、プライバシーコンプライアンス、およびセキュアタグ管理におけるグローバルサイバーセキュリティリーダーとして、Ensighten の機能を CHEQ の機能と組み合わせることで、Go-to-Market オペレーションをさらに安全にし、マーケティング、セールス、データに関わるリーダーの成功をより一層ご支援できることに期待しています。」
【用語解説】
※1ネットワーク効果(network effect, ネットワークエフェクト)とは、顧客が増加することで、顧客にとっての便益が増えていくことを指します。ネットワーク内のみならず、ネットワークの外部にいる者にとっての価値も高める意味から、ネットワーク効果のことをネットワーク外部性とも呼びます。