不正トラフィックからペイドマーケティングを保護する6つの方法 | CHEQ

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ボットや偽ユーザーによる広告の不正クリックや、オーディエンスデータの汚染、指標の誤差を防ぎ、ペイドマーケティングを成功させましょう。

ペイドマーケティングにおいて、指標や KPI に関するレポートの正確さは重要です。通常マーケティングでは、キャンペーンを通じたトラフィックや、コンバージョン、Go-to-Market のパイプラインの拡大を目的としています。しかし、近年、インターネット上のトラフィックの40%近くが不正トラフィックになっており、マーケティング業務の効率を低下させています。ボットや偽のユーザーがペイドマーケティングのキャンペーンに流入すると、広告の効果が全体的に低下してしまいます。

ボットが広告をクリックすることによる被害の一つは、クリック課金型広告の予算を浪費してしまうことです。しかし、被害はそれだけに留まりません。オーディエンスセグメントやスマートキャンペーンにボットが流入してしまうと、リマーケティングやリターゲティングが偽のユーザーに対して行われ、潜在顧客に投資するはずであった広告費を使い果たしてしまいます。偽ユーザーがキャンペーンを操作すると、ピクセルタグにより、オーディエンスデータが歪められ、最終的にキャンペーンにおける全ての指標が不正確になってしまいます。

幸いなことに、ペイドマーケティングに携わるマーケターの多くがこれらの問題に気付き、不正トラフィックへの対策を積極的に始めています。当記事では、キャンペーンの効果を高め、広告費を最大限に活用するために、脅威を特定し、適切に対処する方法について説明します。

 

1. タイムゾーンの不一致の特定

パソコンや携帯電話で使用するタイムゾーンは、ユーザーが手動で設定することができます。ユーザーが通常の生活を行っている正当な人物である場合、タイムゾーンが実際の時間と同じになるように、設定を行います。ただし、一部の悪意あるユーザーは、企業をだまして、自らが正当な顧客であると見せかけるため、実際のタイムゾーンとは異なるタイムゾーンを選択する場合があります。この種の疑わしいアクティビティを発見し、マーケティングを成功させるためには、デバイスにおいて設定されたタイムゾーンを、実際にデバイスが存在しているタイムゾーンと照合することが有効です。タイムゾーンが一致していない場合、ユーザーがフラウドを行う目的で、個人情報を隠している可能性があります。

 

2. 反復行動への注意

ボットは、同じ操作を何度も実行するようにプログラムされています。また、悪意のある人間のユーザーは通常、ハッキングや不正行為を大量に実行します。さらに、最も懸念すべきケースでは、ボットネットがボットのネットワーク全体を 1 人のユーザーに見せかけようとします。このような計画的な攻撃からペイドマーケティングのキャンペーンを保護するためには、同じ IP アドレスや Cookie を使用したユーザーによる繰り返しの行動を特定することが有用です。繰り返される悪意のある行動を特定することは、マーケティングを攻撃から保護するために役立ちます。

 

3. 異常なトラフィックの数値の分析

ペイドマーケティングのキャンペーン経由で Web サイトに流入したトラフィックに関する数値は、時間帯、キーワード難易度、キャンペーン予算等、多くの要因により変化します。このため、広告キャンペーンにおけるトラフィックの急増を見逃してしまう場合があります。ペイドマーケティングにおいて、特定の日のトラフィック量や、ターゲット地域外からのトラフィック、または Web サイトからの直帰率が異常に急増した場合は、ボット攻撃の兆候である可能性があります。サイトにおける全てのトラフィックを注意深く分析することで、キャンペーンに影響を与える悪意のあるアクティビティを早急に特定できます。

 

4. ユーザーエージェントの整合性の確認

ユーザーエージェントとは、ユーザーがインターネットにアクセスする際に使用するデバイスやメカニズムのことです。例えば、とある人物のユーザーエージェント文字列は、Windows OS のタブレットを使用して、Google Chrome 経由でインターネットにアクセスしているという情報を含んでいます。全てのインターネットユーザーは、このように自分自身に関する一連の情報を持っており、ほとんどのユーザーエージェントは特筆すべき情報を含んではいません。しかし、悪意あるユーザーは、身元を隠すためにユーザーエージェントを偽装している可能性があります。

そのため、マーケティングにおいて、Web 解析ツールにより、ユーザーエージェントの矛盾を探し、潜在的な脅威を特定するという作業が含まれます。例えば、iPhone や iPad で Android 用のソフトウェアを使用することはほぼ不可能であるため、解析ツールにそのような情報が表示された場合、悪意あるユーザーがユーザーエージェントを操作している可能性が高くなります。

 

5. トラフィックの流入元の精査

ペイドマーケティングにおいては、最も予算を投資しているチャネルから、最も多くのトラフィックが発生していることを確認する必要があります。ただし、1 つのペイドチャンネルが多くのトラフィックを生み出しているにもかかわらず、そのトラフィックが異常に低いコンバージョン率につながっている場合は、要注意です。アフィリエイトや、コンテンツシンジケーション等のプラットフォームがサイトへボットを流入させているかどうかを判断するためには、複数のチャネル経由で流入したトラフィックのファネル内の行動を比較する必要があります。カスタマージャーニーにおける異常や矛盾点は、不正トラフィックを特定する上で有用です。

 

6. Go-to-Market セキュリティの導入

ペイドマーケティングにおいて、キャンペーンの運用に加えて、こういったデータを全て分析することは、容易ではありません。そのため、これらのプロセスの多くを自動化することができる、Go-to-Market セキュリティの導入が進んでいます。 不正トラフィックからマーケティングやデータ分析を保護するよう設計されている Go-to-Market セキュリティは、サイバーセキュリティで最も急速に成長している分野の 1 つです。Go-to-Market セキュリティの特徴は、IT 部門向けにフラウドからビジネスを保護するためのソリューションを提供するのではなく、マーケティングチーム向けに不正トラフィックからキャンペーンを保護するためのソリューションを提供するということです。ボットや偽ユーザーはマーケティング目標の達成を妨害するため、ペイドマーケティングにおいて、目標や KPI の達成のためにサイバーセキュリティを導入することは非常に重要です。

 

元の記事:How paid marketers are fighting back against the Fake Web (Search Engine Land)